こんにちは 施術スタッフ蓑輪です
12月に入りました
マイコプラズマ肺炎が流行していますね
私も 先月喉の痛みや咳が出て 熱も38.0℃出て「ヤバいかも」と
思い 病院へ行きました
ウイルス検査と採血を行い コロナ・インフルエンザそして
マイコプラズマ全て反応無しだったので「ほっと」しました
ただ 喉のイガイガと 咳は一週間くらい続き 特に寝ているときに
咳が出て 眠れない日があり 思っていたより治るまで時間がかかりました
手洗い・うがい・マスク 皆さんも気をつけてください!
ストレスが低体温人間をつくる
前回「低体温を防ぐ生活習慣」の1回目「ストレスが低体温人間をつくる」
をお伝えしました
2回目は「低体温を防ぐ理想の生活習慣」をお伝えします
私たちの日常生活は 様々な事情によって つねに体にいいことばかりを優先
できるわけではありません ときには体に悪いとわかっていても 無理を
しなければならないときもあります
それでも 何が体によくて 何が悪いにか知っておくことはとても大切です
なぜなら わかっていれば健康的な生活を送れるよう工夫することが
できるからです
★「自然に目が覚めたら 二度寝はするな!」
睡眠は 健康を維持するうえでとても重要です
睡眠に関しては様々なレポートや治験データがありますが どれをとっても
健康に寄与する睡眠は「最低七時間以上」という結果が出ています
人間の睡眠は ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に繰り返されると言われています
ノンレム睡眠からレム睡眠に移り 再びノンレム睡眠になるまでの1サイクルに
要する時間は約90分間 自然な目覚めはこのサイクルごとに訪れるので
もっとも理想的なのは 睡眠時間7時間~8時間の間で 目覚まし時計を使わずに
自然に目覚めることといえます
規則正しい生活をすることは自律神経を整えることにつながるので 理想は毎日
7時間~8時間程度の睡眠をとることです でも どうしても7時間以上の睡眠が
確保できないという人は 土日など休日に充分な睡眠時間をとるようにして下さい
このときは 目覚まし時計をセットせず 体が要求するだけ寝て下さい
ただし 一度自然に目が覚めたのに そのままゴロゴロしているうちにまた
眠ってしまう「二度寝」はしないで下さい
二度寝は体によくありません
まとまった睡眠が取りにくいという人は 二度寝をするのではなく
一度きちんと起きてから 午後に昼寝をすることをお勧めします
昼食後の昼寝は 食事によって優位になった副交感神経を刺激するので
ハードな日常で交感神経過緊張になっている人には ピッタリの健康法です
★「電気をつけたまま 寝てはいけない」
寝る時に絶対にやめてほしいのが 明かりをつけたまま寝ることです
これは体 とくに脳にとって大変悪いことで 絶対にしないでください
人間の脳は 目をつぶっていても目の奥にある網膜というところで光を
感知しています そして この網膜が光を感知しなくなることによって
脳の松果体というところから睡眠を促す「メラトニン」というホルモン
がでるのです
メラトニンは体に今が活動すべき昼なのか 休むべき夜なのかを知らせ
体内リズムを整えるという重要な作用をもったホルモンなのです
そのため明るいところで寝ると 網膜が光を感知してしまうのでメラトニン
が分泌されず 睡眠の質が落ちてしまいます これは大変なストレスです
網膜はとても小さな光も感知するので 夜は真っ暗な環境で寝ることが
大切です 小さいお子さんがいると 怖がるからと小玉電球をつけたままに
している人もいますが 小玉電球でもメラトニンの分泌はおさえられて
しまうので 子供が眠ったら必ず消すようにしてください
メラトニンを分泌させるのに必要なのがセロトニンです
朝起きてから分泌され始めるセロトニンは 陽が沈むと陽が沈むと昼間
作られたセロトニンを材料にメラトニンを分泌し始めます
「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンは 太陽の光を浴びることで
目の網膜が光を感じセロトニンが活性化します
セロトニンを日中たくさん作っておくとメラトニンの分泌も良くなり
睡眠の質を高めます
★「睡眠薬の服用は 睡眠障害を悪化させるだけ」
低体温は 睡眠の質を低下させます そのため低体温の人のなかには
睡眠に関する悩みを抱えていらっしゃる方が多くいます
生理的な睡眠に何らかの障害が出ている状態を「睡眠障害」といいますが
この睡眠障害にも様々なタイプがあります
「入眠障害」
布団に入ってもなかなか寝つけない状態
「中途覚醒」
寝つきはそれほど悪くないのだけれど 尿意もないのに夜中に何度も
目が覚めてしまう状態
「早朝覚醒」
お年寄りに多く 朝早くに目が覚めてしまう状態
実は 睡眠障害は自律神経の過緊張が原因で起きているのですが 副交感神経
過剰型と交感神経過剰型では 現れる病態に違いがあります
交感神経過剰型の方に現れやすいのは「中途覚醒」と「早朝覚醒」です
睡眠は 本来「副交感神経優位」の状態で行われます
そのため交感神経が過剰に緊張していると 深い睡眠に入ることができず
些細なことで目が覚めてしまいます
原因としては 働きすぎや精神的ストレスのほかに 薬剤性の交感神経過緊張
があげられます なかでもとくに注意してほしいのが 薬剤性ストレスです
中途覚醒や早朝覚醒があると ゆっくり眠りたいという気持ちから「睡眠薬」
の服用を医師に希望される方が多いのですが これは逆効果です
糖尿病や高血圧症などで普段から薬を常用している人は こうした薬剤性の
不眠症になりやすく 睡眠薬もはじめのころは効果があるのですが 長い目で
見ると交感神経を刺激してしまうので 常用することによってさらに思い
睡眠障害を招く結果になってしまいます
副交感神経過剰型の方に現れやすいのは「入眠障害」です
こちらの原因は二つあります 一つは運動不足 もう一つは昼寝のしすぎです
入眠障害の場合は 睡眠導入剤や抗不安薬を服用する人が多いのですが
これらは 交感神経を刺激するので 常用すると今度は中途覚醒や早朝覚醒に
悩まされるようになり 睡眠の質を改善することはできません
どうすればいいかというと まず 日中にしっかり体を動かすこと
そして 眠くなっても昼寝を我慢することです
どうしても眠くてたまらない人は昼寝をしてもいいですが 長く眠らず15分
程度の仮眠にとどめて下さい
この二つを実践すれば ほとんどの入眠障害は改善されます
交感神経過緊張による睡眠障害を改善するには 少し時間がかかりますが
副交感神経を刺激することを行い 少しずつでも副交感神経を鍛えていくしか
あるません
具体的な方法としては 軽いストレッチや呼吸法やヨガで副交感神経を刺激し
さらに寝る前にゆっくりとお風呂に入り 体温を上げてから寝ることがお勧め
です
体温が上がると眠りに入りやすいので 就寝前のお風呂はお勧めです
最後に いろいろとお伝えしてきましたが 目的は 最低でも一日一回
体温を37℃に上げる習慣を身につけることです
それとあわせて 体温を恒常的に上げるべく 筋肉を鍛えることに
目を向けてほしいと思います
なぜなら 体温を上げることによって 病気になりにくい健康な体になり
人生の質を高められるからです
規則正しい生活は 仕事をしているとなかなか難しいですが 何が体に悪いか
を知ることが大切だと思います
☆背骨を整えると9割の不調は改善する。蓑輪でした。

参考文献:齋藤 真嗣 体温を上げると健康になる
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