こんにちわ。リキュアの堀ノ江です。
今回は睡眠についてお話ししていきます。
睡眠をしっかりとる事で脳内のゴミを洗い流す
皆さんは脳の中に老廃物がある事はご存じでしょうか。
実はその老廃物を除去するために睡眠は重要な役割を担っています。
人は日中活動している時に様々なタスクを脳で処理します。
そのため、脳はたくさんのエネルギーが必要で、エネルギーを脳の栄養として取り込む際に老廃物を生成します。
これが脳内に残存しているとアルツハイマー型認知症のような神経変性疾患の原因になると言われています。
では、この老廃物をどう除去しているかというと、「睡眠」により除去しているのです。
脳内には脳以外の身体部位のようにリンパなどが有りません。
そのため老廃物除去に重要なのが脳脊髄液になります。

脳脊髄液は脳や脊髄の周囲にある液で、循環する事で老廃物を流してくれます。
脳脊髄液が流れる場所は血管周囲腔と呼ばれる血管壁とアストロサイト足突起で形成された導管になります。
血管周囲腔を流れる脳脊髄液をアストロサイト足突起にあるアポクリン4というチャネルを用いて脳脊髄液が流れる力を促進します。
脳脊髄液が動脈周囲から脳、脳から静脈周囲に流れる事で、脳内に溜まっている老廃物をキャッチして流していくのです。
この一連の流れをグリンパテック・システムといいます。
深いノンレム睡眠が重要
他の「睡眠と脳の清掃機能」の研究では、ゆったりとした深い睡眠中の神経活動と同期する脳波が出る状態を意図的に促した時にグリンパティック・システムが最も効率的に働く事が明らかになりました。
つまり老廃物除去には深いノンレム睡眠に入る必要があるという事です。
また心拍数が低くなるにつれて、老廃物除去に動く脳脊髄液の流れが大きくなる事も分かりました。
これらから睡眠の中でも深い睡眠にどう入るかがとても重要であることが分かります。
深い睡眠には胸椎4・5番、頚椎2番
当院では背骨調整を通して、睡眠のサポートが可能です。
睡眠は呼吸との関連があります。
浅い呼吸の場合、呼吸数が増加してしまうため、交感神経が優位に働きやすくなります。
交感神経が優位に働くと、身体を活動的にしてしまうため入眠しづらかったり、深い睡眠に入りづらくしてしまいます。
そんな浅い呼吸の方は胸椎4・5番のズレが問題となっています。
また脳脊髄液の流れが悪くなっている場合、頚椎2番がズレが問題となっています。
背骨調整ではこれらからのズレを調整する事で、症状の改善を促す事が可能です。
最後に
睡眠の重要性は分かっているが、仕事でどうしても難しいという方も多くいらっしゃると思います。
ですが、睡眠でしか解決出来ないものもあります。
人間の司令塔でもある脳の健康のために睡眠について考えてみてはいかがでしょうか。
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