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細胞から健康的になるには ~塩編②~

こんにちは
リキュア横浜中山院の池田です。

前回に引き続き、調味料としても身体の健康にも不可欠な『塩』について書いていきたいと思います。

前回のブログを読まれていない方、内容をお忘れの方は是非読み返してみてください。
細胞から健康的になるには ~塩編①~

今回は『塩の選び方』や『健康への影響』について深掘りします。

良い塩の定義

塩は料理の基本調味料であり、私たちの健康にとっても重要な役割を果たします。
しかし、『良い塩』とは何を指すのでしょうか?
一般的に、良い塩とは、化学処理を受けずに自然の成分をそのまま保った塩を指します。
自然塩や岩塩は、ミネラルが含まれており、身体に必要なナトリウム以外の微量元素も摂取できるため、これが『良い塩』の一例とされています。

塩の選び方

塩には海塩岩塩湖塩井塩などの種類がありますが、製造工程も天日釜焼きなどそれぞれ細かくあり、全部を書くと長くなってしまうので、ここでは一番メジャーな天日海塩について書いていきます。

さて、『天日塩』という言葉からは、体に良さそうなイメージが湧くかもしれません。

実際、売り場にはさまざまな価格帯の天日塩が並んでおり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

天日塩の製造方法は、海水を塩田に引き込み、太陽熱と風力で水分を蒸発させるものです。
この方法は、雨が少なく乾燥した気候で、広い土地がある地域で多く見られます。

パッケージの裏面を見ると、原材料はどれも『海水』と書かれていますが、真の天日塩かどうかを見分けるためには以下のポイントをチェックすると良いでしょう。

① 製造工程を確認する
『溶解』『イオン膜』『逆浸透膜』といった工程が記載されていないものを選ぶのが確実とされています。

『純粋な天日塩』であれば、
【天日、乾燥、(粉砕)】とだけ記載されています。

『擬似天日塩』には、
・【天日、溶解、乾燥、(粉砕)】
・【天日、イオン膜、乾燥、(粉砕)】

などと書かれています。

また【天日、洗浄、乾燥、(粉砕)】とあるものは、天日塩を一度飽和食塩水に溶かし込んで洗浄しています。
その後の乾燥工程はメーカーにもよりますが、太陽熱で行われるわけではなく、含まれていたミネラルなどの成分が失われる場合があります。
そのため、後から色付けやミネラルの添加が行われていることもあります。

② 成分表示を確認する
成分表に『塩化ナトリウム99%以上』と記載されている場合、それは精製塩(いわゆる化学塩)と変わりません。
未精製の天日塩であれば、塩化ナトリウムの含有量はもっと低いはずです。

以上の2点をチェックすることで、良質な天日塩を見分けることができます。
製造工程や成分が記載されていない商品については、パッケージに魅力的なことが書かれていても、擬似品の可能性が高いかもしれません。

海塩とプラスチック混入の可能性

塩づくりに欠かせない海水ですが、近年、環境汚染が深刻化する中、海塩には微小なプラスチック粒子(マイクロプラスチック)が混入している可能性が指摘されています。
海洋プラスチック汚染が進行する中で、海水から作られる塩にこれらの微小なプラスチックが含まれることが懸念されています。
そのため、海塩を選ぶ際には、信頼性のある製品や産地を確認することが重要です。
メーカーに問い合わせるのも一つの手です。

塩は体にとって良い?悪い?

塩は生命にとって不可欠な栄養素です。
ナトリウムは体内で水分バランスを保ち、神経伝達筋肉の機能に関与しています。
しかし、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。
塩分の摂りすぎは高血圧心疾患腎臓病のリスクを高める一因となりますが、近年の『減塩ブーム』により必要以上に塩分を控えることも新たな問題を生じさせています。
極端な減塩は、体内の電解質バランスが崩れ、倦怠感食欲不振エネルギー不足、さらには低ナトリウム血症を引き起こすリスクがあります。

摂取量の目安は前回も触れましたが、日本の基準値では、1日の塩分摂取量を男性成人で10g以下女性成人で8g以下と推奨しています。
体の大きさや職業、病歴、遺伝子によっても変わるので、自分に合った適切な塩分量を見つけることが重要です。

※すでに心疾患や腎臓に病がある方は基準値を超えないように気を付けた方が良いと思います。

気を付けたい食品からの塩分

『塩』そのものの量は分かりやすいですが、『塩分』は様々な食品に含まれています。

塩分には、『調味料に含まれる塩分』『食品に含まれる塩分』があります。
前者は醤油味噌ソース類などに含まれる塩分。
後者はハム練り製品漬物などの加工食品にあらかじめ含まれている塩分を指します。
これらを合わせると、1日の塩分摂取量が8gを超えることは珍しくありません。

例えば、うどんやそば1杯には約4~6g、ラーメン1杯には約5~8gもの塩分が含まれています。
スープまですべて飲み干すと、それだけでほぼ1日の塩分摂取目安量に達してしまいます。
味噌汁1杯でも約1.5gの塩分が含まれています。

また、これら加工食品に使用されている塩分はほとんどが精製された塩化ナトリウムを使用しています。
全ての加工食品を食事から除くのは難しいですが、可能な限り減らすように意識するだけで、過剰な塩分摂取を抑えることができます。

高血圧になる理由

高血圧の原因として、塩分の過剰摂取が大きく関与していると言われています。

塩分を多く摂取すると、体内のナトリウム濃度が上昇し、それを希釈するために体が水分を保持しようとします。
これが血液量の増加を引き起こし、血圧が上昇する原因となります。
また、塩分が血管の柔軟性を低下させることで、血管抵抗が高まり、結果として血圧が上がることもあります。

先述しましたが、現代人は加工食品を多く摂りがちです。
食事からの塩分を適切に管理することが、高血圧の予防には重要です。

最後に

このように、塩は私たちの健康に多大な影響を与える一方で、その選び方摂取量を適切に管理することが求められます。
なるべく自然な形の塩を選び、塩分との付き合い方を見直し、健康的な生活を送るための一助としてください。

お身体の悩みや不調は、リキュア横浜中山院までご相談ください

リキュア横浜中山院背骨整体師池田

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