こんにちわ、リキュアの堀ノ江です。
皆様日々の中に運動する機会はどれくらいあるでしょうか。
私の場合以前は週末にバスケットボールをしにいくのが趣味でしたが、最近は出来ていません。運動量が落ちてるなと思っている今日この頃ではありますが、思い返してみると子どもを保育園に送る時に抱っこする事があり、その状態でわりと歩いていることに気付きました。なので10㎏以上のお米を抱えながらお散歩しているみたいなものなので、いい運動になってるのではと感じています。できれば、歩いて登園して欲しいものです。
さて、今回も引き続き脳梗塞後のリハビリがテーマになります。
前回は立ち上がり動作、着座(座り)動作でしたが、今回は歩行に関する事をお伝えしていきます。
安全な歩行には何が重要?
歩行に重要なのはリズム、足の支え、前方への重心移動、バランス、歩行速度、歩く環境などにうまく合わせながら運動する事です。
この中で脳梗塞後の方に大きく影響するのが、前方への重心移動、バランス、歩行速度です。
というのも前方への重心移動と歩行速度は転倒に直結していきます。
歩行速度が遅くなると後ろ足で立っている時間が長くなり、前足への重心移動がスムーズにいかなくなります。これによりバランスを崩しやすくなり転倒に繋がります。
歩行は身体を前に進める行為ですが、前方への重心移動がしづらい状態であれば前に進みづらくなるわけですから、転倒しやすくなるのは明白ですよね。
これは運動麻痺の方に限った事ではなく、ご高齢の方にも言えます。
実は歩行のこのタイミングが重要!
では歩行の中で前方への重心移動・歩行速度・バランスに影響しているタイミングはどの時か。

それは後ろ足が地面から離れ始めてから前方向に振り出すタイミング(黄色マーカーの範囲)です。
そうなんです。足をついている時では無いんです。
動きでいうとつま先を持ち上げる動作とももを上げる動作です。
これらは前方への重心移動・歩行速度だけでなくバランスにも影響していきます。
もちろん支える側の足の筋力もバランスに直結していきます。
こんなセルフexはいかがですか?
そこで今回は2つのセルフエクササイズをお伝えします。
1つ目は踵上げ下ろし。(足の関節周囲の筋肉強化)
2つ目は前方への段差昇降です。(股関節の前側の筋肉強化、足を降ろす際のコントロール力と前方への重心移動向上)
*壁などの支えを使いながら始めるのが安全でオススメです!
1つ目の踵上げ下ろしでは、後ろ足が地面から離れ始める前後の使い方の練習になります。
2つ目の前方への段差昇降では、昇りは足を前方に振り出す練習、降りは後ろ足で支えながら前足に重心移動をスムーズに行う練習です。
回数:10回×3セット→セット間での休憩はOK、10回はやり切りましょう。
負荷量:可能な高さ・早さで行ってもらい、徐々に高さ早さを上げて下さい。支えながら行う場合は支えを少なくする事でも負荷量を上げる事が出来ます。
最後に
歩行に影響するのは筋力や可動性だけでなく、姿勢による影響・視力による影響もあります。
当院で行っている背骨調整では背骨へのアプローチにより姿勢を正す事も可能です。
姿勢を正す事で脚の使い方が上手になったり、バランスを取りやすくすることが可能です。
姿勢が悪く歩くのが大変になっている方がいらっしゃれば、ご支援出来ます。是非一度ご検討してみてください。
皆様の生活がより快適になる事を願っています。
ご相談はリキュア銀座院・横浜中山院まで

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