リキュアスタッフの長谷川でございます。
先日、院長に誘われスタッフさんと靖国神社へ東京掃除に学ぶ会に参加してきました。
詳細は割愛しますが、イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんが発足した集まりでして、ただ単に街を綺麗にするボランティア活動ではなく、トイレ掃除を通して自分の心も磨いて曇りを取るといった会です。
朝、6時半からのスタートだったので早起きしていきましたが、会の方ばかりでなく初見の方もちらほら見られ、約50人位は参加されましたでしょうか。
当日はトイレではなく境内全体の清掃をしましたが、私は境内の大木周りを担当しましたが普段は通り過ぎるような大木の根元周辺には蟻、ダンゴムシ、蝶等の色々な昆虫がおり、また苔や雑草等の植物が育ち、大木の根元だけで一つの小宇宙的なコミュニティが形成されておりました。
視点をマクロに変えると都会のまん中にある神社には小生物達の自然のオアシスがあるという気付き、発見がありました。
そして大木周りの雑草を抜き、落ち葉を拾い、土汚れを落とすと、そこの空間が清浄化されたような雰囲気になり、汗と蚊に食われまあまあ大変でしたが心も新たにリセットされたような気持ちになり、良い経験になりました。
ストレスニュートリション(ストレス栄養学)
さて前回まででご自分のストレスレベルがある程度認識されたのではないかと思いますが、ではコルチゾールリセットをどのような観点でアプローチしていけばいいかをお伝えします。
コルチゾールのリセットをアプローチする考え方としてはストレスニュートリション(ストレス栄養学)の観点からアプローチします。
これはホリスティック栄養学をベースにしており、
ホリスティック栄養学では、心と身体は繋がっていると捉えています。
そして適切なストレスケア/コルチゾールレベルのリセットには、「思考」「行動」「栄養」の三方向からのアプローチが必須としています。
ストレス栄養学というと、どうしても栄養面だけのアプローチを考えればコルチゾールリセットが出来ると考えがちですが
体内では想像以上に多くの栄養素が働いて、私たちの健康を守ってくれています。そして、ものごとを考えるにも、行動をおこすにも多くの栄養素がかかわっているのです。栄養条件が満たされてないと、思考や行動に多大な影響がありますし、逆もまたしかりで、思考や行動は、栄養に大きな影響を及ぼします。
思考・行動と栄養は、互いに関係しあっているので、いずれか一つのアプローチだけを考えればいいわけではありません。
ストレスケア/コルチゾールレベルのリセットを考えるときには、かならず三方向から考えていく必要があるのです。

心や思考によるストレス負荷
今回は思考からのアプローチをお伝えします。
言葉の使い方や、ものの見方を少しかえることで、ストレス負荷を軽減し、コルチゾールレベルの最適化をはかります。
様々なコーピング法(ストレスを対処するための行動)がありますが、最近注目を集めているマインドフルネス瞑想、ジャーナリング(書く瞑想)、よく笑うこと、ポジティブシンキング、ポジティブトーク、などはすぐにとりいれることができるため、コルチゾールレベルのコントロールに最適です。
同じストレッサーであっても、それを良く(ポジティブ/プラス)捉えるか、悪く(ネガティブ/マイナス)にとらえるかによって、心身への影響は大きく変わります。グラス半分以下の水をみて、「もう半分しかない」と思うか、「まだ半分もある」と思うかで、脳内の反応は変化します。
ものごとをネガティブに考えると心に負担がかかります。否定の気持ちは、コルチゾールなどのストレスホルモンを増やし、幸福系ホルモンや快楽系ホルモンを抑制します。ポジティブ思考で何事もいい方向に考えられるようになれば、セロトニンやオキシトシンなど幸福系ホルモンが多く分泌され、食生活や日常の習慣でより健康的な選択をできるようになるでしょう。
ポジティブに考える癖がついていないのなら、まず、ポジティブな言葉を使うようにすることからスタートしてください。それだけでも、コルチゾールの影響の低減につながります。
心の方向
しかし中々、心や感情のコントロールというのは自分の思うままにならないというところが難しいところかと思います。心の向け方の話をしますと
人間を車に例えると言葉はハンドルで、アクセル、ブレーキは実際の行動です。そして心の曇りはフロントガラスの曇りです。
自分は左に行きたい(自分には出来ない・・)と思っていて言葉のハンドルをそのまま左に切ってしまうと実際に出来ない流れになってしまいます。
しかし(自分には難しそうだけどやっちゃえば実は楽勝かも、いや出来る!)と言葉に出して右にハンドルを切ることでそのような流れ、方向に向かうわけです。
しかしフロントガラス(心)が曇っていたり、汚れていては前が見えません。前が見えないという事は行く方向が分からない、前に崖があっても見えない、心でいうと正しい判断が出来ないという事になります。
なので正しい判断が出来るように、間違わないようにまずは心を綺麗に磨いてクリアにしておく必要があるわけです。行きたい方向が分かればそちらにハンドルを切って思いっきりアクセルを踏めば目的地にスムーズに着くわけです。
特に経営者の方や、重要な責務を負っている毎日忙しい方だと瞬間瞬間での判断の連続ですので、その一瞬の判断が物事の明暗を分け、自分だけでない部下やチームの人たちにも影響を及ぼします。たった一つの判断が倒産につながる事もあるでしょう。個人の人生でも同じ事が言えます。
なので心の状態をクリアにする、曇りを取るということが重要になってきます。
今瞑想等のエクササイズが流行っているのは、そういった側面の重要性に気付き始めたからではないでしょうか。
そして言霊とよく言いますが、言葉そのものが波動で力を持っており水の分子構造も変えてしまう事も科学的に証明されております。
特に自分が発する言葉は自分の耳で聞きますので、毎日発する言葉によって自分の心の状態が変わってくるわけです。
昔の日本人は、物事が形になる最初の念を入れる言葉が発する力を認識しておりましたので、発する言葉に対して非常に注意をしておりました。むやみやたらに思っていることを口に出さなかったわけです。
思考は、つかう言葉で決まるという側面があります。普段からできるだけポジティブな感情をともなう言葉をつかっていれば、思考にもプラスの要素がより増えていきます。感謝することに意識をシフトする、笑顔を増やす、笑う、自己評価を高めるなども、思考をポジティブにしてくれるでしょう。
マインドフルネス/瞑想の研究では、ポジティブな思考はアドレナリンやコルチゾールレベルを低下させ、幸福ホルモンといわれるセロトニンや、睡眠かかわるメラトニンレベルをあげると確認されています。
自分が日頃どんな言葉を発しているかチェックしてみると、心の思い癖に気づきがあるかもしれません。
心の方向は言葉でもっていく事を意識してみてはいかがでしょうか。
次回は「行動」に焦点を当ててアプローチ法をお伝えしていきますね。
参考文献:コルチゾールリセット法 著:ナターシャスタルヒン
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