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救える命を救うために② ~心肺蘇生とAED~

こんにちは
リキュア横浜中山院の池田です。

前回のブログで、応急手当の目的や必要性についてご紹介しました。
まだの読まれていない方はこちらからお読みください。↓↓
救える命を救うために① ~応急処置の必要性~

今回は、具体的な救命処置である『心肺蘇生法(CPR)』『AED』の使用方法について学んだ内容をまとめたいと思います。

私も心配蘇生法は自動車免許取得の時に受けた講習以来(約25年前)でしたのでとても勉強になりました。

心肺蘇生(胸骨圧迫・人工呼吸)

『心肺蘇生(CPR)』は、心臓が停止した際に行う救命処置の一つです。
心臓が停止すると、全身に血液が送られなくなり、脳や臓器に酸素が届かなくなります。
そのため、早急に胸骨圧迫を行い、人工的に血液を循環させることが重要です。

【胸骨圧迫】
胸骨圧迫は、手のひらを胸の中央に置き、強く速く押す方法です。
以下が主なポイントです。

①押す位置は、胸の中央胸骨の下半分に手を置きます。

②胸が約5cm沈むように、速さは1分間に100~120回のリズムで圧迫を続けます。
 よく童謡の『うさぎとかめ』のリズムがちょうど良いとされていますね。

③圧迫と圧迫の間に、胸が元に戻るのを確認してから再び押します。

【人工呼吸】
『人工呼吸』は、胸骨圧迫に加えて口から空気を送り込む方法ですが、近年では感染症リスクなどから、一般市民は人工呼吸を行わなくても良いとされています。
ただし、特に希望する場合は、以下の手順で行います。

被害者の額を押さえ、顎を持ち上げて気道を確保します。

被害者の鼻をつまみ、口を大きく開けた状態で、しっかりと自分の口を重ねて、約1秒かけて空気を吹き込みます。

胸が上がるのを確認しながら、2回繰り返します。

胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせが重要ですが、何よりも早急に胸骨圧迫を開始することが優先されます。

小児・乳児に対する心肺蘇生

小児や乳児に対する心肺蘇生は、大人とは少し異なります。
子どもは体が小さいため、圧迫の強さや方法が違います。

【小児(1歳以上の子ども)の場合】
胸骨圧迫は片手で行い、深さは約5cm程度です。
人工呼吸も行う場合は、頭部を適度に後屈させて気道を確保し、鼻と口を覆って空気を吹き込みます。

【乳児(1歳未満の赤ちゃん)の場合】
胸骨圧迫は両手の指2本で胸の中央を押します。
圧迫の深さは約4cmで、強くしすぎないように注意します。

人工呼吸では、鼻と口を一緒に覆って行う点が大人とは異なります。

AEDの使用

『AED(自動体外式除細動器)』は、心停止状態にある人に対して電気ショックを与え、心臓の正常なリズムを取り戻すための装置です。
最近では、公共の施設や学校、駅などにも設置されています。

AEDの使用方法は、非常にシンプルで、音声ガイドに従って進めれば誰でも扱えます。

AEDを被害者のそばに持ってきて電源を入れ、音声ガイダンスの指示に従ってパッドを胸に貼り付けます。
 貼る位置は、右上:鎖骨の下、左下:脇の下(乳頭の斜め下)

装置が自動で心電図を解析し、必要があれば電気ショックを行うよう指示が出ます。

電気ショックが必要な場合は、被害者に誰も触れないように注意し周囲の安全を確認してショックボタンを押して実行します。

AED使用後もすぐに胸骨圧迫を再開します。

<注意点>
・パッドを貼る際は素肌に直接貼ります厚着の場合などは衣服を切る必要があります。
・ペースメーカー装着者の場合はパッドの位置を少しずらします。
・体が濡れている場合は拭いてから使用します。

心肺蘇生法AEDの知識と技術は、いつどこで必要になるかわかりません。
この記事を読んだ後、ぜひ実際の講習も受講してみてください。
あなたの勇気ある行動が、大切な命を救う鍵となります。

次回は、気道異物の除去法止血法についてご紹介します。

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リキュア横浜中山院背骨整体師池田

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