こんにちは。リキュアの堀ノ江です。
今回は疲労感の原因である炎症性サイトカインがどこに多く産生しているのかを書いていきます。
炎症性サイトカインの産生場所はどこか
炎症性サイトカインはストレス応答の一つであるISR(元々のタンパク質合成をストップし、別のタンパク質を生成)で作られたタンパク質によって産生が促されます。
では、どこに多く産生されているのか。
研究ではISRが起こった時に出現するATF3の量で産生量を図っており、結果は肝臓、心臓、脳、腎臓、筋肉に産生が確認されました。
特に多いのが肝臓と心臓で、肝臓は心臓の倍以上産生している事がわかりました。
そのため肝臓での炎症性サイトカイン産生は疲労感に最も影響を与える因子である事がわかりました。
この結果は、肝炎の患者が疲労感を非常に強く訴える事や、過労死の原因の一つとして心不全などの心疾患が多い事と一致しています。
ドリンク剤の効果、健康障害
栄養ドリンクを飲まれた事はありますでしょうか。
栄養ドリンクなどのドリンク剤は疲労感の軽減に効果を表す一方、疲労自体には効果が薄いと言われています。
その理由はドリンク剤の多飲で、心不全による突然死などの報告(主に海外)がされている現状があるからです。
上記にもあるように炎症性サイトカインは肝臓・心臓に特に多い事から、心臓への負担量が変化していない事が突然死を起こしていると考えられます。
ではなぜドリンク剤による健康障害が起こるのか。
よく原因と言われるのがカフェインです。
ですが、ドリンク剤の中のカフェインはコーヒーの半分ほどの量しか入っておらず原因とは言えません。
ドリンク剤に入っている成分で疲労感に効果があるものとして、抗酸化成分があります。
ストレスの一つに酸化ストレスがあり、eIF2αリン酸化酵素を発生させる因子の一つです。
つまり酸化ストレスによってeIF2αのリン酸化(疲労の原因)が起こり、ストレス応答であるISRが発生しているため、抗酸化成分は疲労への効果がある可能性が考えられます。
では、抗酸化成分はeIF2αのリン酸化(疲労の原因)に本当に働いているのか。
これについての研究があります。
マウスに抗酸化剤を投与してストレスを与えたところ、肝臓のeIF2αのリン酸化が抑制され炎症性サイトカイン産生量は低下がみられました。
このことは抗酸化剤が「疲労感」を減少させる作用がある事を示しています。
しかし、その他の臓器ではeIF2αのリン酸化は抑制されなかったのです。
これにより、炎症性サイトカインを最も産生する肝臓に対して産生の抑制がかかるため、脳に届く炎症性サイトカインの量が激減し、脳が「疲れていない」と解釈します。
これにより、身体を休ませるシグナルを出さなくなります。
その結果、疲労は取れていないのに無理出来てしまう状況が作られ、身体の組織に過剰な負担をかけることで健康障害や突然死に繋がってしまう可能性があるのです。
<最後に>
当院でも背骨調整をしていると、肝臓・心臓に関係のある背骨のズレ・つまり・硬さを感じる事が多くあります。
もちろん疲労のみの影響ではありませんが、該当する背骨の状態は施術者からすると状態異常を疑うポイントになります。
お話しを伺うと、疲労感を感じている方が多く、知らず知らずのうちに臓器への負担が増加しているのだと思いました。
なかなか疲労という抽象的なものを受け入れるのは難しいと思いますが、当院では背骨の状態からお伝えする事ができます。
該当する背骨の状態確認、背骨調整による内臓器への施術に興味がある方は是非、ご相談下さい。
参考文献:「疲労とはなにか」 近藤一博 著
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