こんにちは
リキュア横浜中山院の池田です。
今回は前回に引き続き、『片頭痛』について書いていきたいと思います。
まだお読みでいない方は、是非読んでみてください。
私は24歳で『前兆のある片頭痛』持ちとなり、初めの頃は2、3ヶ月に1回位の頻度で片頭痛を発症していました。
発症してしまうと激しい頭痛と吐き気で仕事が手に付かず、またいつ前兆が来るか分からないため、とても不安な毎日でした。
普通の鎮痛剤では効果が薄いため、病院で閃輝暗点の発作が起きたら飲む新薬を処方してもらい常に持ち歩いていました。
しかし、薬は良い面もあれば必ず悪い面もあります。
今回は片頭痛を起こさないために重要な薬に頼らない予防的対策を書いていきます。
予防的対策
主に以下の2つが重要です。
① 生活習慣の改善
片頭痛は寝不足や食生活の乱れ、ストレスが原因になります。
基本的な事ですが、睡眠時間の確保、添加物を避けた質の良い食事、化学物質を避けた生活環境、そして適度な運動を心がけることが大切です。
② トリガーの回避
個々のトリガーを特定し、それを避ける努力をすることが有効です。
後述しますが、頭痛の記録をつけることで、トリガーを把握しやすくなります。
またストレス管理も大事な要素です。
トリガーの特定
トリガーにおいて『遅延型アレルギー』が原因として多くあります。
私もこれが一番の要因となっていました。
遅延型アレルギーとは
アレルギーは『即時型(IgE抗体)』と『遅延型(非IgE抗体)』があります。
即時型アレルギーは、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)に接触してから数分から数時間以内に症状が現れます。
一般的なアレルギー症状のことで、花粉症や即時型の食物アレルギーなどがこれに該当します。
一方、遅延型アレルギーはすぐには症状が出ず、症状が現れるまでに時間がかかります。
24~72時間後に症状が出るので原因が特定しにくいのです。
遅延型アレルギーの症状
遅延型アレルギーの症状は以下のようなものがあります。
・皮膚症状:湿疹、赤み、かゆみなど
・消化器症状:腹痛、下痢、便秘など
・呼吸器症状:咳、喘息、鼻づまりなど
・全身症状:疲労感、頭痛、関節痛など
遅延型アレルギーの原因
遅延型アレルギーを引き起こす主なアレルゲンには以下のものがあります。
・食品
小麦、乳製品、卵、大豆、ナッツなど
・化学物質
金属(ニッケル、クロム)、染料、合成洗剤、合成香料、化粧品成分など
・薬物
特定の抗生物質、抗炎症薬など
診断方法
食べ物の遅延型アレルギーの診断には、病院などで『遅延フードアレルギー検査』を受診なさるのも1つの手です。
ですが、これは保険適用ではないので自費で受ける必要があります。
病院によって異なりますが、大体3〜5万円程度かかります。
頭痛の記録
そこでお金のかからない方法として、頭痛が起きてしまった前日、前々日の食事を振り返ります。
私や周りの知人は卵、小麦、乳製品を多めに摂取した翌日に発症することが分かりました。
※少量でも発症する人もいます。
この3つの食材は特に炎症を起こしやすく、やめれば大半の炎症を抑えることができます。
まずはこの食材の摂取を極力控えてみる。または私のように症状の重い人は思い切ってやめてみてはいかがでしょうか?
また、ストレスは片頭痛の主要なトリガーの一つですので、Apple Watchなどでご自身の心拍変動からストレスを調べてみるのも良い手立てだと思います。
結論
片頭痛は多くの人々にとって非常に辛い症状ですが、原因やトリガーを理解し、適切な対策を講じることで、予防することができ、生活の質を向上させることが可能です。
私は今では片頭痛の症状は年に1回あるかないか、症状が出ても軽度になってきました。
免疫力を落とさなければ、片頭痛が起きる事は減るはずです。まずは食事の見直しから始めましょう。
私の過去のブログでも書いていますが、現代社会の大半の問題は結局は食事なのです。
頭痛でお悩みの方はリキュア横浜中山院までご相談ください
ここでは書ききれないこともございますので、詳しく知りたい方は是非ご相談ください。

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