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思考が遺伝子を変える?!

リキュア銀座の長谷川でございます。

私は島根県の出雲の出身なのですが、10月は全国の八百万の神々が出雲大社に集まり会議を行います。その間は全国の神様はいなくなるので出雲以外は神無月となります。

神在祭の期間中は、出雲大社の境外摂社・上の宮にて「神議り・かみはかり」が執り行われます。「神議り」とは、人と人との縁結びをはじめ、様々なご縁・来年の収穫などが話し合われることで、神界での決定事項やシナリオが今年一年の人間界に現れて来るわけです。

ただ旧暦の話になるので正しくは11月10日~末位にかけて様々な神事が執り行われます。もし観光に行かれる方はその期間を目指して行かれるとよいでしょう。

出雲大社の神在祭・神在月 2024は特別なわけとは?いつ行くのがいい?
出雲大社は縁結びの神様で知られ、毎年600万人を超える参拝者さんがお越しになられます。 折角の出雲大社への御参拝! いつ行くのがいいのか? と気になりますよね。 わたしなら、やっぱり「神在月・かみあり...

将来かかる病気が遺伝子で分かる?!

さて今回は思考、意識や環境が遺伝子を変えることについてお伝えしていこうかと思います。

遺伝子に関する研究は近年目覚ましく進んでおり、人間の遺伝子のゲノム解析もほぼ終わろうとしている段階ではありますが、まだまだ分かってないことも多いです。

そして近年では、将来かかる病気が遺伝子を調べれば分かるとか、才能や将来の成功も遺伝要因があるとかという話も出てきました。

私個人は全ての事柄が遺伝によって決まり、病気もあるゲノム情報が原因で起こる、だから今のうちに取り除いておこうという考えに違和感を感じておりました。

全て生まれた時の遺伝子配列で決まってしまうのか、ではそれを変えれば問題解決なのか、本当に遺伝子だけの問題なのか何か釈然としないものがありましたが

やはり同じような思いをもたれている方もおられるようで今回のシリーズでは細胞生物学者のブルース・リプトン教授の理論を紹介していきたいと思います。

遺伝子の発見

まずは前提として近代の人がどのように遺伝子を解析するに至ったかについて解説していきますと

進化論で有名なダーウィンは著作「種の起源」個体のもつ性質は親から子へと伝わり、「遺伝に関する要因」が個々の生物の性質をコントロールするのではないかと考えました。

このささやかな洞察が出発点となって、科学者たちは、生物をナットやボルトといった分子レベルにまで分解するという度を越した試みに熱狂することになりました。

細胞の構造内部を探せば、生命をコントロールする遺伝のメカニズムが見つかると考えたからです。

この探索は、今から50年ほど前に目覚ましい結末を迎えました。

科学者のジェームズ・ワトソンフランシス・クリックが遺伝子を構成する物質であるDNAの二重らせん構造と機能とを発見したのです。

当時のタブロイド紙はすばらしい新世界が到来したと宣言し、遺伝子工学によるデザイナーベイビーや特効薬について書き立てました。

生物学者たちも遺伝子という流行に飛びつき、DNAが生命をコントロールするメカニズムが分子生物学者の中核をなす教義になっていったのです。

「氏か育ちか」?

そして長らく続いていた「氏か育ちか」論争は「氏」の方に軍配が上げられたのです。

(※人がみんな違うのは、遺伝子(DNA)のせい?それとも、環境のせい?という論争)

DNAが関与するのは、当初、私たちの身体的な性質のみだと考えられていましたが、そのあと、遺伝子は感情や行動までもコントロールすると信じられるようになりました。

つまり、欠陥のある幸福遺伝子を持って生まれれば不幸な人生を送ることになるというわけです。

この「ドグマ」は遺伝子が生命をコントロールしているという科学的な仮定ですが、一つ大きな欠陥があり、遺伝子は自らのスイッチのオン・オフはできない、専門用語を用いて言うならば、遺伝子は「自己創発」ができない、環境の中の何かが引き金にならなければ、遺伝子は活性化しないということです。

科学の先端では、当時すでにこれは事実として確率されていましたが、保守的な科学者たちは遺伝子を中心とするドグマを信じ込むあまり、それが見えずひたすら無視していた現状がありました。

私たちの体は細胞が集まってできており、細胞には、その生物に必要な遺伝子がすべて含まれています。しかし、すべての細胞ですべての遺伝子が常に機能しているわけではありません。

ある細胞で使っている遺伝子は、別の細胞では使っていないということがあります。

遺伝子のスイッチオン

遺伝子を使うかどうかを制御するスイッチのオン・オフのしくみ、またはそのしくみに関する研究分野を「エピジェネティクス」といい今日活発に研究が行われています。

ブルース・リプトン教授はこのエピジェネティクスという分野が成立するはるか前より細胞研究をしていた時のテーマとしていました。

教授は私たち人間は、無力な生化学的機械ではない。心や身体の調子が悪ければ薬を口に放り込めばいいというものでもない。薬剤や外科手術は有効な手段だが、それも濫用されなければの話である。薬を飲めば一発で治る、という考え方は根本的に間違っている。機能Aを正そうとして薬を体内に入れれば、必ず、機能BやCやDを狂わせる。

私たちの身体や心をコントロールしているのはしているのは、遺伝子に直結するホルモンや神経伝達物質ではない。信念こそが身体や心、さらには私たちの人生をコントロールしていると述べておられます。

次回からは細胞、思考、量子物理学、魂や科学の統合を元にブルース・リプトン教授の理論に迫っていきたいと思います。

参考文献:「思考のすごい力」 著 ブルース・リプトン

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