今年のオリンピック、日本勢は金メダルラッシュで嬉しいですね。
私も柔道は必ず見ておりましたので、確実と言われていた選手が勝てばやはり盛り上がりますし、まさかの何回戦で敗退ともなれば、残念でもありますが見るに忍びないというか4年間全てを犠牲にして頑張ってきて本当に悲しいだろうなと思います。
金メダルを目指す選手はだれもあらゆる事を犠牲にしてこれ以上ないハードな練習を日々積み重ねて望むのだと思いますが、それは当たり前のことであり金と銀の紙一重の差はどこで
生まれるのでしょうか。
昔、何かの記事で競泳で金メダルを取った選手が練習はこれ以上ないぐらいやったので、あとは何で差を付けようかという考えに至った時、日頃の行いだと思い、ご年配の方のお荷物をもって上げたり徳を積むことを心がけたという話を聞いたことがあります。
また周りから愛され、感謝を常に忘れず持っている人と自分自分と周りに支えられている事を忘れている人とではやはり見えない後押しの力が違ってくるのではないでしょうか。
もちろん、素質や努力の方向性、意識の向け方によっても同じ練習量でも随分と結果が変わっってくると思いますが、紙一重という差になった時、明暗を分けるのは見えない練習以外の見えない部分で何をやっているか、見えない力が大きく左右すると感じています。
これは日々の仕事や生活でも同じではないでしょうか。
では今回からは適切なコルチゾールレベル維持のための食物についてお伝えしていきます。
「カフェイン」朝起きてすぐ飲むコーヒーは最悪!
まずはコーヒーです
目覚めに一杯のコーヒーが必要!という人は多いかもしれません
しかし、その一杯がストレスレベル/コルチゾールレベルを押し上げている可能性があるのです。
コーヒーと言えば、代表的なのがカフェイン飲料です。カフェインは、強力な麻薬ともいえ、すぐに思考がハッキリし、疲労が減った感じや、精神高揚効果などがあります。これはカフェインがHPA(視床下部ー下垂体ー副腎)軸を活性化するからです。下垂体でのACTH(副腎疲労ホルモン)の産生を増加させることによりコルチゾール分泌を増加させるように作用し、さらにアドレナリンを鋭いストレス時と同じレベルまで上昇させます。
コルチゾールレベルは、ほとんどの人の場合、朝起きてから約30分後(通常8時~8時半ごろ)にピークをむかえます。コルチゾールが最大レベルに達するときに、カフェインを摂取して、さらにコルチゾールを上昇させるのは、火に油を注ぐようなものなのです。
カフェインには、鉄分、カルシウム、亜鉛などのミネラル類やビタミンD、B群の吸収阻害、ビタミンCやB群、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、リンなどの尿への排出を促進する作用する作用もあります。ストレス時に消費されやすいビタミン&ミネラルをさらに失うだけでなく、カフェインの利尿作用によって、不要でない水分まで体外に排出され、脱水状態をつくります。身体にとってさらにストレッサーになり、コルチゾールを上昇させる要因になるのです。
理想はカフェインの完全カットですが、現代人にとっては現実的ではないですよね。どうしても、「1日、一、二杯のコーヒーは飲みたい」のであれば、コルチゾールがある程度下がってくる、9時半ごろから11時半ごろ(起きてから2~4時間後)に飲むのがいいでしょう。午後2時以降のコーヒー(カフェイン)摂取は、睡眠の質に影響する可能性があるので、避けるのが無難です。
コーヒーのかわりに、緑茶を飲むのも選択肢の一つです。煎茶のカフェインは、コーヒーの半分から1/3程度で、吸収もおだやかです。緑茶にはポリフェノールも多く、Lーテアニンは、カフェインのマイナス作用を打ち消してくれます。さらにはうつ病予防の効果も注目されています。ただし、農薬が心配ですので、無農薬のものを選ぶようにして下さいね。
カフェインは、コーヒーや緑茶だけでなく、紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶、番茶、コーラ類、ココアやチョコレート、栄養ドリンク剤、鎮痛剤などにもふくまれています。思っている以上に、あなたはカフェインを体内に入れているはずです。全体的にどれだけ摂取しているかを意識し、できるところから減らしていきましょう。

ストレスレベル1,2の人は、まず完全カット
ストレスレベル1,2の人は、コーヒー(またはカフェインのふくまれる飲料)を飲む量を徐々に減らすのではなく、まずは2週間、完全にカットしてみましょう。ただ、これまでヘビードリンカーだった人は、頭痛やイライラ等、「禁断症状」のようなものがでるかもしれません。
カフェインが完全に身体から抜けるには72時間かかるといわれます。ですから3日間、仕事が休みのときをねらって実践してみてください。依存を断ち切ってからは、毎日の習慣として飲むのではなく、意識的な選択として飲むようにしましょう。
ストレスレベル3の人は、徐々に減らす
ストレスレベル3の人は、朝起きられない、だるい、やる気がおこらないといった症状を抱えているため、コーヒーの覚醒効果に頼ってしまいがちで、どんどん依存していくようになります。
コーヒーを飲むと一見元気になったように錯覚してしまうのですね。
コーヒーには中毒性があります。このストレスレベルの人がコーヒーを飲むということは、ただでさえ機能が低下している副腎に「もっとコルチゾールを出せ」とムチを打っているようなもの。かなり危険です。「副腎ホルモンをつくれない→カフェイン依存→副腎ホルモンをつくれない→カフェイン依存」という無限ループにはまってしまいます。
レベル3の人のなかには、すでにカフェインがないと動けない人もいるでしょう。したがって、ストレスレベル1,2の人のように完全カットはしない方が無難です。少しずつ飲む回数を減らしながら、カフェインに頼らなくても大丈夫な身体つくり(副腎ケア、腸の炎症を抑えるほか)をしたうえで、離脱をしていきます。
私も昔は朝と昼必ずコーヒーを飲んでおりましたが、試しに1か月全く飲まないようにしたところ非常に身体が軽く一日の疲労感もかなり違いました。(結局、昼はまた飲み始めましたが(笑))
皆さんも身体の疲れがどうも抜けにくいという方はカフェイン抜き、特にコーヒー抜きを一定期間試してみられてはいかがでしょうか。体感的にかなり違いますよ!
参考文献:コルチゾールリセット法 著:ナターシャスタルヒン
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